新しいから良いとは限らないーその2

子供たちの、目にも止まらぬ早業のブラインドタッチを見るにつけ、自分もあんな風になりたいと思い、ついでに、タイピングの遅さは、自分の技術より道具が悪いと決めつけたので、キーボードを探しまくったが、これだ!と言うものにまだ出会わない。評判のHappy Hacking Keyboard2回の挑戦も成果なし。30年来つき合ってるマックには意外と選択肢が少なく、現存するキーボードは大方触った経験をしたものだ。これらの器機を久しぶりに眺めてみると、ソフトの日進月歩の発達に比べ、これは半世紀も経ても当時とほとんど変わらないのに驚かされる。ま、僕らの体や腕の形状,大きさが変わることないから、そのインターフェース器機も変わりようがないのだが…。

 懐かしさも手伝って、25年来お蔵にしていた、マックのキーボードを取り出してきた。Macwayと名のつくキーボードは英語配列で機械式のキータッチである。カチャカチャとうるさい音を立てるが、心地よい。おそらく、最近のストロークの浅いスコスコ音は自分の性に合わないのだろう。

 このカチャカチャが好きで、5年前の愛用は子供向けのものだった。これは、20年前、子供のために買ってきたのに、中学生の子供は恥ずかしいなんてほっぽりだしたものだ。「怪獣キーボード」と名打ったこれは、赤と緑の派手派手配色でマンガチックなプラキオサウルスをレリーフした多少大柄なものだった。プラキオサウルスのお腹にみたてた真ん中にキーボードがあるから、その周辺のスペースがなだらかな裾野になって、アームレストにきわめて好都合だった。ぼくの荒っぽい操作のせいか、キーブロックを2個ほど飛ばし、修復できなくなったが。

 

最近のものは、小さく薄く軽く静かなキータッチで、見るからにスマートである。マックの純正ものは確かにカッコいい。

 

でも、使いにくいと思うけど…。

美意識は快適さに勝るのか?

 

デザイン
デザイン
下描き
下描き
昼景
昼景

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コメント: 2
  • #1

    通りすがりのビギナーパーサー (木曜日, 07 7月 2011 09:29)

    はじめまして。
    いつも様々な物件のパースを大変興味深く拝見させていただいています。

    私は建築パースを勉強中の者です。(主に3Dパースです)
    3DパースですとCADでモデリングしてアングルを決めれば、自動的にパース図ができあがります。
    しかしどうしても平凡であまり魅力のないパースになります。
    アトリエ・ケープラス様のような魅力的なパースを描くためには、やはり透視図法を1から叩き込まなければならないのでしょうか。

    お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくご教授の程お願い致します。

  • #2

    アトリエ・ケープラス (木曜日, 07 7月 2011 12:25)

    一般的な透視図法(1点透視,2点透視,俯瞰透視,アクソメ等)に準じて描いておりません。しかし、透視図になっております。分かりにくいと思いますが(詳しくは、「パース考」http://pers.exblog.jp/で述べます)、リアルに自然に見える景観や風景画は透視図になってるように、作者が図法を知らなくても、自然な視界の原理、いわゆる、遠近があり、全てに焦点があることを理解して描いていると、絵は自ずと透視図になってるものです。