2011年
7月
05日
火
新しいから良いとは限らないーその2
子供たちの、目にも止まらぬ早業のブラインドタッチを見るにつけ、自分もあんな風になりたいと思い、ついでに、タイピングの遅さは、自分の技術より道具が悪いと決めつけたので、キーボードを探しまくったが、これだ!と言うものにまだ出会わない。評判のHappy Hacking Keyboardの2回の挑戦も成果なし。30年来つき合ってるマックには意外と選択肢が少なく、現存するキーボードは大方触った経験をしたものだ。これらの器機を久しぶりに眺めてみると、ソフトの日進月歩の発達に比べ、これは半世紀も経ても当時とほとんど変わらないのに驚かされる。ま、僕らの体や腕の形状,大きさが変わることないから、そのインターフェース器機も変わりようがないのだが…。
懐かしさも手伝って、25年来お蔵にしていた、マックのキーボードを取り出してきた。Macwayと名のつくキーボードは英語配列で機械式のキータッチである。カチャカチャとうるさい音を立てるが、心地よい。おそらく、最近のストロークの浅いスコスコ音は自分の性に合わないのだろう。
このカチャカチャが好きで、5年前の愛用は子供向けのものだった。これは、20年前、子供のために買ってきたのに、中学生の子供は恥ずかしいなんてほっぽりだしたものだ。「怪獣キーボード」と名打ったこれは、赤と緑の派手派手配色でマンガチックなプラキオサウルスをレリーフした多少大柄なものだった。プラキオサウルスのお腹にみたてた真ん中にキーボードがあるから、その周辺のスペースがなだらかな裾野になって、アームレストにきわめて好都合だった。ぼくの荒っぽい操作のせいか、キーブロックを2個ほど飛ばし、修復できなくなったが。
最近のものは、小さく薄く軽く静かなキータッチで、見るからにスマートである。マックの純正ものは確かにカッコいい。
でも、使いにくいと思うけど…。
美意識は快適さに勝るのか?